another world への扉を発見するのが
大好き。 (2006.4.24)


皆さんは、おうちの中にお気に入りの場所はありますか。

私は、階段がお気に入りです。
気がつくと佇んでしまう。

子供の頃は、ここで遊び、おやつを食べ、
窓から顔を覗かせては向かいの家の犬とにらめっこしていた。
(白いから「シロ」という犬だったが、やはり「クロ」と呼んでみても尻尾は振ってくれた)

わざわざ階段で何かをしようと思うわけではないが
家族にお風呂を先越されたときや
お菓子が焼けるのを待っている時間に
何気なく腰掛けて、携帯をいじってみたり
雑誌をめくってみたりと、妙に落ち着いてしまう。

階段は空間のつなぎ目。
そこにいる人間はほぼ「移動」状態にある。

あるとき、その階段に「とどまる」ことで
突如として現実から切り離されたような
自分だけ時の流れが止まっているような感覚を覚えた。

子供の頃のそれは、焦りや恐怖ではなく
恍惚とした何かだった。
まさに異次元。

人々にとってはただ通り過ぎるだけの場所だけれども
私はこの「階段」でこそ落ち着いて考えられることがある。

いつか、階段に小さなカフェスペースのある家を建てたい。
そこにパソコンとかを置いたら素敵だと思う。

「うちの階段ステキなの。おいでよ」

なんて言うことが目標。












手間隙をかけるために。 (2006.4.23)

前回も書いたが、私は比較的お菓子をよく作る。

しかし、いつも思うのだが、調理器具が充実していない。
主に母親と祖母がキッチンに立つのだが
熟練した彼女たちには最近の便利グッズなどは必要ないのだろう。

私がお菓子を作るときは、ほぼ贈り物なので
さほど切実に感じないのかもしれないが
バターをホイップするのに
ハンドミキサーがないのは問題だと思う。

いつか購入しようと思うのだが
はやり日常的に使うものではない気がしてしまい
後回しになってしまう。

そして、今年で築21年になるうちのビルドインタイプのコンベックレンジは
昨年あたりから[調理]ボタンを押し続けていないと稼動しなくなり
たまにタイマーが止まったり逆に向かって動いていたりする。

なので、[調理]ボタンをクラフトテープで貼り付けたら
すぐに時計を確認することがお約束だ。

「チン」が鳴ってからオーブンの前にやってくることはほとんどなく
大体は時計に気を取られながらその間にメッセージカードを書いたりする。

もしかしたら、こんな時間をかけることが
贈り物をする行為に含まれてこそなのかもしれない。

私が便利調理器具を揃えないのもそういうことなのだろう。












midnight baking (2006.4.22)

只今、午前5時。
バナナローフが焼きあがったところだ。
これから少し寝て、お昼過ぎに友人に会う。
そのときに手渡すつもりで焼いた。

その友人は私に愛着のあるiMacを譲ってくれた。
使わないから、とは言うけれど
手放すことに躊躇いを感じているようである。

こちらとしても、些か勢いで譲ってもらったのではあるが
なんだか話を聞いたときから
私が手にしないといけない気がした。

突然PowerMacが手に入った事により
行き場を失ったパートナー。

ちょっと窮屈かもしれないけれど
私の部屋でかわいがってあげよう。
(電源とか足りないのできっと通電は週1ペースだと思うけど…)

昨日もらった連絡からすると
ちょうど家を出る前にiMacはうちに届くようだ。
箱を開けて一目見てから出かけよう。
ご挨拶。

そんな気持ちを込めて
深夜にパウンドケーキを作っていた。

出来映えはいつもどおり、スバラシイ。












編集とは、マインドサーカスを
呼び起こすマジック (2006.4.10)


今日、『HUgE W』を読んだ。
HUgE の増刊号として発売されたレディス版。
私はなんとなく香港特集が読みたかったのだが
映画や書籍のレビュー、東京エリア紹介など
全体的に趣味に合ったものだった。
ただ、肝心のファッションに関しては
あまり面白くなかった。

※これに関しては、また別項で。
 この本に限らず思うところは少なくないのです。

しかし、この本を手に取ったのには、内容以外にも
レイアウトに自分の入り込む適度な余白があったからだ。
1ページ内に4点の雑貨だけを紹介しているような
大部分が余白のページもある。

モチーフと記事をじっくりと読んで、あれこれ想像をしてから
しまうべき引き出しにきちんと整理する余地があると思った。

最近、一つの事柄だけに時間を取ることにしている。
色々なことができるようになり慣れてくると
自然と限界までたくさん詰め込もうとして
ひとつひとつが希薄になってしまう。

これはプロセスよりも結果を求めてきた功罪だと思う。
一度立ち止まりたい。

ここからは、必要以上に一度に多くを抱えるのを辞めて
一つのことをしっかりこなしてから次へ進もうと思う私には
情報が溢れて散漫にならず
読んでいて安心できる読み物だったのだ。


現在、このサイトをリニューアルしているわけだが(実に約2年ぶり)
読み物を読むときに、内容以上に体裁が気になる。

情報を咀嚼できる要素があるか、
その情報と自分のマインドがコミュニケーションできるかどうか。
これらをクリアしている読み物は質がいいと思う。
そういう意味では、文体も然り。

最近では文章をリリースするまでに
書き換えの回数が5回を超えることが増えてきた。

そのまま書いたのではどうしてもMMJの文体にならない。
21歳の私と25歳の私は確実にペースが違う。
無理もない話しだ。

もともと私の作風はデコラティブになりがちだが
このサイトに関しては、あえて自分の中の騒々しい部分
キャラクター性の強い部分を出してきた。

けれども、今一番表現したいのは、自分の幹の部分。
飾りなどは要らない。
私の言葉がリアルに響くようなサイトを作りたくて
チューニングしている。

決して大人ぶっているのではなく、本当にもう大人になってしまったのです。

WEBに付随するコミュニケーションの今後を展望することや
私の内なるコミュニケーション欲求の発散など
今までと動機はなんら変わらないが
ここにいる私として素直に
心地よい文章を書いていきたいと思う。



















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